旧塗膜の剥がれと錆が出ていたスチール製の配電盤1機で、配電盤の塗り替えを行った事例です。細かな部品まで錆が進んでいたため、部品を分解してケレンし、錆止め、下塗り、上塗りの順に塗り重ねました。工期は3日です。
施工案件情報
| 施工対象 | 配電盤(スチール製) |
|---|---|
| 工事区分 | 塗り替え(錆の除去と防錆塗装) |
| 数量 | 1機 |
| 工期 | 3日 |
配電盤の塗り替えの工事内容
長く使われてきた配電盤は、湿気や経年劣化で旧塗膜が剥がれ、内部や細かな部品まで錆が進んでいました。錆の上からそのまま塗っても、すぐに剥がれたり錆が再発したりします。そこで、塗装の前の下地処理として、ケレン(錆や古い塗膜を落とす作業)に時間をかけました。
今回は細部まで錆が出ていたため、配電盤を分解し、部品を一つずつ手作業でケレンしています。分解することで、塗料が入りにくい隙間や裏側まで塗ることができ、接点などに塗料が付いて動作不良を起こすことも防げます。
使用した塗料は、錆が出ていた箇所の補修塗りが大日本塗料の「サビシャットスプレー」、下塗りが同社のエポキシ系塗料「エポティー」、上塗りが同社のウレタン系塗料「DNTウレタンスマイルクリーン」です。補修塗り、下塗り、上塗りの3層で錆の再発を抑え、色とツヤを整えました。
配電盤の塗り替えの工程ごとの施工写真
配電盤の本体:塗装前と仕上がり

塗装前の本体

塗り替えた本体
塗装前の本体(左)と、塗り替えを終えた本体(右)です。
錆が出ていた部品

錆が出ていた通気口の部品

扉の下側の錆
通気口の部品(左)や扉の下側(右)など、細かな部分まで錆が進んでいました。
ケレン(錆落とし)

手作業でのケレン

角の下処理
分解した部品の錆を手作業で落とし(左)、角や隙間も工具で整えました(右)。
部品:塗装前と塗装後

塗装前の部品

塗装後の部品
分解した部品も、本体と同じ工程で塗り替えています。
補修塗りと塗装

錆止めの補修塗り

扉の塗装
錆が出ていた箇所はスプレーで補修塗りをし(左)、扉などの広い面はローラーで塗りました(右)。
上塗り

上塗りの途中

上塗りを終えた部品
枠などの細かい部分は刷毛で上塗りをし(左)、上塗りを終えた部品を乾かしました(右)。

本体の上部の塗装
本体の上部は、窓を養生してから脚立に上がって塗装しました。
配電盤の塗り替えで押さえたポイント
一つ目は、分解しての塗装です。細部まで錆が出ていたため部品を分解し、隙間や裏側まで塗れるようにしました。接点などに塗料が付くのも防げます。
二つ目は、ケレンです。部品を一つずつ手作業でケレンし、錆と旧塗膜を落としてから塗装しました。
三つ目は、3層の塗装です。錆止めの補修塗り、エポキシ系の下塗り、ウレタン系の上塗りを重ねて、錆の再発を抑えました。
四つ目は、3日での仕上げです。分解からケレン、塗装までを3日で終えました。
配電盤の塗り替えの工事概要
| 施工対象 | 配電盤 |
|---|---|
| 数量 | 1機 |
| 素地 | スチール |
| 工程 | 分解 → ケレン → 補修塗り → 下塗り → 上塗り |
| 補修塗り | 大日本塗料 サビシャットスプレー |
| 下塗り | 大日本塗料 エポティー(エポキシ系) |
| 上塗り | 大日本塗料 DNTウレタンスマイルクリーン(ウレタン系) |
| 工期 | 3日 |
設備の塗装で塗料や工法が決まる条件は設備塗装とは?建築塗装との違いと、塗料・工法が決まる条件で、設備の劣化のサインと塗り替えの計画は工場の塗装メンテナンス|設備の劣化サインと塗り替え計画の立て方で解説しています。盤の塗り替えは盤・キュービクルの再塗装のページでご案内しています。
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