配電盤の塗替え工事事例
錆除去から再塗装まで徹底解説(施工手順と注意点を解説)
今回の施工事例は、配電機盤の塗替え工事です。
長年使用された配電盤は、旧塗膜の剥がれやサビの発生が避けられません。
サビは放置すると配電盤の機能低下や故障、さらには安全性の問題にも繋がりかねません。
単に上から色を塗るのではなく、細かな部品の分解と徹底したサビの除去(ケレン作業)を行い、高い防錆力を持つ塗料で再塗装することで、配電盤の寿命を大幅に延ばし、美観と安全性の両方を回復させました。
📌 施工案件情報
- 📁 案件名:
配電機盤塗替え工事 - 🎨 施工内容:
使用済み配電盤の旧塗膜除去・錆落とし・防錆塗装による再生工事
📝 工事内容の詳細
長年稼働してきた配電盤は、湿気や経年劣化により旧塗膜が剥がれ、内部や細かな部品にまでサビが進行していました。サビの上から塗装をしても、すぐに剥がれたりサビが再発したりするため、まずは塗装の基本である「ケレン作業」を徹底的に行いました。
特に今回は細部にまでサビが確認されたため、配電盤を分解し、一つひとつの部品を手作業で丁寧にケレンしました。この下地処理こそが塗料の性能を最大限に引き出し、塗装の耐久性を決める重要な工程です。
使用塗料には、サビの進行を強力に抑える錆止めスプレーと、高い防食性を持つエポキシ系下塗り塗料を採用。そして、仕上げの上塗りには、環境に優しく耐久性・耐候性に優れたウレタン系塗料を選定しました。これにより、配電盤はサビの発生を抑制され、新設時のような美しい仕上がりに。
設備管理のプロとして、一時的な美観ではなく、「長期間にわたり安全に稼働し続ける」ための高品質な塗装を実現しました。配電盤の細部まで丁寧に塗り込むことで、美観向上はもちろん、設備の維持管理コスト削減にも貢献します。
🖼️ 施工写真
【施工前】

【施工中】

【施工後】

💡 提案内容と施工のポイント
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徹底したケレン作業による長寿命化|サビや旧塗膜の上から塗装しても意味がありません。今回の様に細部にサビが確認された場合、部品を分解し、サビと旧塗膜を完全に除去するケレン作業を徹底することで、塗膜の密着性を高め、サビの再発を抑止し、配電盤の寿命を最大限に延ばします。
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高防錆力塗料の選定と多層塗布|サビ抑制に特化したスプレー塗料と、防食性の高いエポキシ系下塗り材を組み合わせ、さらに耐久性のあるウレタン塗料で仕上げる三層構造を採用。厳しい環境下でもサビの進行を強力に抑えます。
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分解塗装による機能維持|細かな部品や稼働部にサビが発生していたため、分解して作業を実施。これにより、塗料が入りにくい隙間や裏側にも確実に塗装を施しつつ、塗料が接点部に付着して起こる動作不良を防ぎました。
📊 工事概要
| 工期 | 3日間 |
| 面積 | 配電機盤1機 |
| 素地 | スチール |
| 使用塗料 | 補修塗:大日本塗料/サビシャットスプレー 下塗り:大日本塗料/エポティー 上塗り:大日本塗料/DNTウレタンスマイルクリーン |
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📷 その他の施工中写真









