屋外キュービクルを塗装!電気を止めずに錆止め塗装で寿命を延ばすメンテナンス
今回の施工事例は、工場の屋外に設置されているキュービクルのメンテナンス塗装工事です。
設置から年数が経過し、盤の表面には紫外線による色あせや、所々に小さな錆が目立ち始めていました。
お客様は「錆が広がって設備に悪影響が出る前に何とかしたい」と考えられていましたが、工場は常に稼働しており、メンテナンスのために「電気を止める(停電させる)ことができない」という課題がありました。
通常、電気設備の塗装は感電のリスクがあるため慎重な対応が求められます。その具体的な施工手順とをご紹介します。
📌 施工案件情報
- 📁 案件名:
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屋外キュービクル盤 メンテナンス塗装工事
- 🎨 施工内容:
稼働中のキュービクルに対する安全対策を講じた上での錆処理・防錆塗装。初期錆の拡大防止と耐候性向上による長寿命化対策。
📝 工事内容の詳細
今回の工事で最も重視したのは、「通電状態での安全性確保」と「徹底した錆の抑制」です。
まず、電気が流れている状態での作業となるため、通気口や隙間から塗料や異物が内部に入り込まないよう、細心の注意を払って保護を行います。
下地処理においては、表面の汚れや古い塗膜を落とすとともに、発生し始めていた錆に対して「サビスタファイン」という補修材を使用しました。これは錆を固めて安定化させ、それ以上の進行を食い止める効果があります。初期の段階でしっかりと錆の芽を摘んでおくことが、設備の寿命を延ばすために非常に重要です。
続いて、下塗りには防食性に優れた「ハイポンファインデクロ」を塗布し、鉄素地を強力にガードしました。そして最後の上塗りには、屋外の過酷な環境にも耐えられる「防錆形ファインウレタンU100」を採用しました。
この塗料は、紫外線や雨風に強く、長期間にわたって光沢と色を維持する特徴があります。
これらの工程を3日間という短期間で効率よく進め、安全性を確保しながら、美観だけでなく耐久性も兼ね備えた強固な塗膜を完成させました。
🖼️ 施工写真
【施工前】

【施工中】

【施工後】

💡 提案内容と施工のポイント
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通電環境下での安全施工技術|「電気を止められない」というご要望に応え、稼働中のキュービクルでも安全に塗装できる施工計画を立案。絶縁対策や飛散防止養生を徹底し、工場の操業に影響を与えずに完工しました。
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初期錆の徹底的な封じ込め|小さな錆が見られたため、通常の塗装だけでなく、錆を固めて拡散を防ぐ特殊な補修材を使用。見た目を綺麗にするだけでなく、構造へのダメージを防ぐ「防錆」を強化しました。
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高耐候性塗料による長寿命化|屋外設置特有の紫外線や雨による劣化を防ぐため、耐候性と防錆機能を併せ持ったウレタン塗料を選定。頻繁なメンテナンスが難しい設備だからこそ、一度の施工で長く持たせる品質を提供しました。
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短工期での効率的な仕上げ|生産ラインへの影響を最小限にするため、各工程の乾燥時間や作業手順を最適化し、3日間での仕上げを実現しました。
📊 工事概要
| 工期 | 3日間 |
| 面積 | 屋外キュービクル盤 1機 |
| 素地 | スチール |
| 使用塗料 | 補修塗:日本ペイント / サビスタファイン 下塗り:日本ペイント / ハイポンファインデクロ 上塗り:日本ペイント / 防錆形ファインウレタンU100 |
株式会社ユーコーでは、今回の事例のように「稼働を止められない重要な設備」のメンテナンス塗装にも豊富な実績と専門ノウハウを持っています。 工場の操業を優先しながら、設備の安全性と寿命を守る最適なプランをご提案いたします。
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