ツヤ引けと色褪せが出ていたスチール製の配電盤1面で、配電盤の塗装を行った事例です。開口部や配線、丁番・鍵を養生し、ケレンで表面を整えてから、下塗りと上塗りを重ねて1日で塗り直しました。
施工案件情報
| 施工対象 | 配電盤(スチール製) |
|---|---|
| 工事区分 | 再塗装(見た目の回復と塗膜の保護) |
| 数量 | 1面 |
| 工期 | 1日 |
配電盤の塗装の工事内容
配電盤は設備の安全に関わる盤ですが、長く使ううちに塗膜のツヤが引けたり、色があせたりして、見た目が古びてきます。今回の配電盤は錆こそ出ていなかったものの、扉の表面の汚れやツヤ引けが目立つ状態でした。見た目の回復と、これからの塗膜の保護を目的に塗り直しを行いました。
配電盤の塗装でいちばん気をつけるのが養生です。開口部や配線が見える部分、丁番や鍵などの動く部分に塗料が入ると、開け閉めの不具合や安全上の問題につながります。こうした部分に塗料が入らないよう、テープとシートで養生してから作業しました。
錆がなくても、ツヤが引けた古い塗膜の上にそのまま塗ると、新しい塗膜が密着しにくくなります。ケレン(軽い研磨)で表面の汚れを落として整えてから塗装しました。下塗りには日本ペイントの「ハイポンファインデクロ」、上塗りには「ファインウレタンU100」を使っています。メーカーの製品案内では、ハイポンファインデクロは変性エポキシ系のさび止め塗料で、ファインウレタンU100はその上に重ねる上塗りとして案内されているウレタン樹脂系の塗料です。
配電盤の塗装の工程ごとの施工写真
配電盤:施工前と仕上がり

施工前の配電盤

塗り直した配電盤
施工前の配電盤(左)と、塗り直しを終えた配電盤(右)です。扉の表面に出ていた汚れやツヤ引けがなくなり、色とツヤがそろいました。
塗装前の扉と側面

塗装前の扉の汚れ

塗装前の側面
塗装前の扉や側面には、汚れやしみが点々と残っていました。ケレンで表面を整えてから塗装します。
塗料が入らないようにする養生

扉の縁の養生

壁と床の養生
扉の縁や開口部にはテープを貼り(左)、まわりの壁と床はシートで覆いました(右)。配線や丁番・鍵に塗料が入らないようにしてから塗装します。
配電盤の塗装で押さえたポイント
一つ目は、盤の機能を守る養生です。開口部・配線・丁番・鍵に塗料が入らないよう養生し、塗装後も扉の開け閉めや盤の働きに影響が出ないようにしました。
二つ目は、錆がなくても行うケレンです。ツヤが引けた塗膜の表面を軽く研磨して汚れを落とし、新しい塗膜が密着しやすい状態にしました。
三つ目は、下塗りと上塗りの組み合わせです。さび止めのハイポンファインデクロを下塗りにし、その上塗りとして案内されているファインウレタンU100を重ねて、ツヤと色を整えました。
四つ目は、1日で終える段取りです。盤1面の塗装を、養生から上塗りまで1日で終えています。
配電盤の塗装の工事概要
| 施工対象 | 配電盤 |
|---|---|
| 数量 | 1面 |
| 素地 | スチール |
| 工程 | 養生 → ケレン → 下塗り → 上塗り |
| 下塗り | 日本ペイント ハイポンファインデクロ |
| 上塗り | 日本ペイント ファインウレタンU100 |
| 工期 | 1日 |
設備の塗装で塗料や工法が決まる条件は設備塗装とは?建築塗装との違いと、塗料・工法が決まる条件で、工場の設備全体の劣化のサインと塗り替えの計画は工場の塗装メンテナンス|設備の劣化サインと塗り替え計画の立て方で解説しています。対応している工事は設備・機械塗装のページでご案内しています。
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