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施工事例

リペア・補修 施工事例 Kスパンの凹み補修と装飾球の金色塗装。金色に塗装された装飾球を背景にした見出し画像
リペア・補修工事

Kスパンの凹み補修と装飾球4基の金色塗装|リペア塗装

リペア塗装の事例です。施設外装に張られたKスパン(ガルバリウム鋼板)の凹みを補修して塗り直し、あわせて柱の上部に設置する装飾球4基を金色に仕上げました。同じ現場・同じ工事の中で、性格の違う2つの作業を行いました。Kスパンは凹みを埋めて周囲となじませる「補修」の仕事、装飾球は素地から金色の意匠に仕上げる「塗装」の仕事です。

リペア塗装の施工対象

対象は次の2つです。

  • Kスパン(素材:ガルバリウム鋼板)…凹みのある箇所の補修と塗装
  • 柱上部に設置する装飾球(素材:スチール)4基…研磨から金色の仕上げまで

Kスパンのように同じ形が連続する金属外装材は、凹みが一か所あるだけでも光の当たり方が乱れ、離れた位置からでも目に付きます。一方で、面全体を塗り替えると補修していない部分との差が出るため、直す範囲を絞り込んで仕上げる必要があります。

Kスパンのリペア塗装|凹みのパテ処理から上塗まで

凹みの部分にはパテを付けて面を平らに戻しています。使用したのは、薄付け用のパテ「ロックポリパテ 中目」(品番 057-0150)です。パテを付ける範囲の周囲は黄色いテープで養生し、補修しない面にパテや研磨の跡が広がらないようにしました。

施工中のKスパン(ガルバリウム鋼板)。凹みの部分にパテを付け、周囲を黄色いテープで養生した状態
凹みの部分にパテ処理(周囲をテープで養生)
施工中のKスパン(ガルバリウム鋼板)。別の凹みにパテを付けた箇所を近くから見た状態
別の凹みのパテ処理

パテが硬化したあとは研磨して周囲の面の形状に合わせ、下塗に「エポニックス#3100プライマー」、上塗に「VトップCW」を塗装しました。工程は「凹みの補修 → 研磨 → 下塗 → 上塗」の順です。補修工事のため、Kスパンの作業は1日で完了しています。

パテ処理を行った箇所の仕上がりが次の写真です。

リペア塗装後のKスパン(ガルバリウム鋼板)。パテ処理した凹みの箇所を研磨・下塗・上塗で仕上げた状態
パテ処理した箇所の仕上がり
施工後のKスパン(ガルバリウム鋼板)。パテ処理した箇所を研磨してから下塗・上塗まで仕上げた状態
パテ処理した箇所の仕上がり
施工後のKスパン(ガルバリウム鋼板)。別の補修箇所を研磨・下塗・上塗の工程で仕上げた状態
パテ処理した箇所の仕上がり
施工後のKスパン(ガルバリウム鋼板)。パテ処理した補修箇所の上塗後の仕上がりを近くから見た状態
パテ処理した箇所の仕上がり

下部パネルの打痕の補修

Kスパンの下部にある平らなパネルには、打痕と黒い擦れ跡が残っていました。平らな面は凹みや擦れがそのまま目に付くため、引きの写真でも位置が分かります。ここも同じ流れで、打痕にパテを付けてから塗装しています。塗装の前には、塗らない部分をビニールと養生テープで覆い、隣の面や足元に塗料が回らないようにしました。

施工前の下部パネル。平らな金属面に打痕と黒い擦れ跡が残り、塗膜が傷んでいる補修前の状態
施工前。下部パネルの打痕と擦れ跡
施工前の下部パネルの打痕を近くから見た状態。金属面がへこみ、擦れ跡が残るパテ処理が必要な箇所
同じ打痕を近くから確認
施工中の下部パネル。上のKスパンをビニールで養生し、打痕の部分にパテを付けて面を平らに戻したところ
打痕の部分にパテ付け
施工中の養生。塗装しない部分をビニールと養生テープで覆い、足元にシートを敷いた塗装前の状態
塗装前の養生

装飾球4基の金色仕上げ

柱の上部に設置する装飾球は、スチール製の球体です。作業前は素地のままで、球面には研磨の跡と溶接部の筋が見えていました。工程は次のとおりです。

  1. 研磨
  2. プライマー:SCプライマー
  3. 下塗:AUイエロー
  4. 金色の工程:純金箔24K色
  5. 上塗:AXクリヤー

球面は「この面を塗り終えた」という区切りが無く、継ぎ目や塗りムラがそのまま見た目に出ます。金色の仕上げは下地の凹凸や色ムラを拾いやすいため、研磨と下塗の段階で面を整えておくことが仕上がりを左右します。装飾球の作業には、実作業で約5日間をかけました。

施工前の装飾球(スチール製)。素地のままの球面に、研磨の跡と溶接部の筋が残っている状態
施工前。素地のままの装飾球
施工中の装飾球(スチール製)。金色の仕上げに入る前に、下塗りを重ねている段階の白い球面
塗装の途中(金色の仕上げの前)
施工中の装飾球(スチール製)を近くから見た状態。金色の仕上げに入る前の段階の白い球面
金色の仕上げの前の球面
リペア塗装で仕上げた装飾球(スチール製)。純金箔24K色で金色にし、AXクリヤーで上塗りした完成の状態
完成。金色に仕上げた装飾球

リペア塗装で押さえたこと

同じ工事でも、Kスパンと装飾球では仕上がりの基準が異なります。Kスパンは、補修した箇所が周囲の面と見分けがつかないことが基準です。パテで凹みを埋めたあと、研磨で周囲の面に合わせる工程を省くと、塗装しても補修跡が段差として残ります。装飾球は、球面全体が同じ金色に見えることが基準です。下地の段階で筋や研磨跡を消しておかないと、金色の層を重ねても下地の状態が表に出ます。

どちらも、塗料を塗る時間より、その前のパテ処理・研磨・養生にかかる手間のほうが仕上がりを左右する仕事でした。金属パネルの凹みをどこまで補修できるかの目安は、金属パネルの凹みはどこまで直せるかの記事にまとめています。

リペア塗装の施工データ

  • 工事種別:リペア・補修工事(装飾球は金色の意匠仕上げ)
  • 対象:Kスパン(ガルバリウム鋼板)の凹み・下部パネルの打痕/柱上部に設置する装飾球(スチール)4基
  • Kスパンの工程:凹みの補修(パテ処理)→ 研磨 → 下塗 → 上塗
  • Kスパンの使用材料:パテ=ロックポリパテ 中目(薄付け用・品番 057-0150)/下塗=エポニックス#3100プライマー/上塗=VトップCW
  • 装飾球の工程:研磨 → プライマー → 下塗 → 金色の工程 → 上塗
  • 装飾球の使用材料:プライマー=SCプライマー/下塗=AUイエロー/金色の工程=純金箔24K色/上塗=AXクリヤー
  • 施工期間:Kスパン=1日(補修工事)/装飾球=実作業 約5日間

リペア塗装のご相談・お見積り

外装の金属パネルの凹み・打痕の補修や、意匠部材の塗り替えについて、株式会社ユーコーがご相談をお受けしています。補修できる範囲は素材・形状・損傷の深さによって変わりますので、まずは現物の写真や状態をお知らせください。対応している補修の内容はリペア・補修工事のページにまとめています。

リペア塗装のほかの事例として、アルマイト手摺りのキズ補修や塗膜めくれの部分補修もご覧ください。そのほかの施工例は施工事例の一覧にまとめています。

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