アルミパネル150㎡に、リン酸処理をしたような模様を塗装で表すアルミパネルの意匠塗装を行った事例です。パーカー処理で下地を整え、下塗り・ベース・上塗りの3層の塗膜に、3色を重ねるリン酸模様風の仕上げを組み合わせました。工期は4日間です。
施工案件情報
| 施工対象 | アルミパネル(平板・曲げ加工品) |
|---|---|
| 工事区分 | 模様塗装(リン酸模様風の意匠仕上げ) |
| 面積 | 150㎡ |
| 工期 | 4日間 |
アルミパネルの意匠塗装の工事内容
アルミは表面の酸化皮膜が安定しているため、そのまま塗装すると塗料が密着しにくく、剥がれの原因になります。今回の工事では、アルミ素地にパーカー処理と呼ばれる前処理を全体に均一に行い、塗料が食いつく下地をつくりました。この前処理が、塗装後の剥離を防ぐ土台になります。
塗膜は、大日本塗料のCFプライマー(下塗り)、デュラクロンCW(ベース)、VトップCW(上塗り)の3層です。各層には決められた乾燥時間や焼付温度があり、これを守って重ねることで、層と層の密着不良を防ぎ、塗膜全体の耐久性を確保しています。
意匠の要になるリン酸模様風の仕上げは、3色を重ねて表しています。色を重ねる順序や量、ぼかし方が少しでも違うと、パネルごとに模様の表情が変わってしまうため、手順をそろえて一枚ずつ模様を付けました。平らなパネルだけでなく、山形に曲げたパネルの端や折れ目まで模様がつながるようにし、現場で並べたときに継ぎ目が目立たないようにしています。
アルミパネルの意匠塗装の工程ごとの施工写真
平らなパネル:ベースと仕上がり

ベースを塗ったパネル

模様の仕上がり
ベースの色を塗ったパネル(左)に、3色を重ねてリン酸模様風に仕上げました(右)。
山形のパネル:模様付けと仕上がり

山形のパネルの模様付け

山形のパネルの仕上がり
山形に曲げたパネルも(左)、折れ目をまたいで模様がつながるように仕上げました(右)。
曲げ加工したパネルのベース

曲げ加工のパネル

長いパネル
形や長さの違うパネルも、同じベースの色にそろえてから模様を付けました。
模様付けと端部の仕上げ

模様付け

端部の仕上げ
ローラーで模様を付け(左)、パネルの端は筆で仕上げました(右)。

折れ目の模様付け
折れ目の部分は、両側の模様の表情がそろうように手作業で模様を付けました。
アルミパネルの意匠塗装で押さえたポイント
一つ目は、パーカー処理による下地づくりです。アルミ素地と塗膜の密着不良を防ぐため、前処理を全体に均一に行いました。
二つ目は、3層の塗膜の管理です。下塗り・ベース・上塗りのそれぞれで焼付温度や乾燥時間を守り、層の密着と均一な膜厚を確保しました。
三つ目は、模様の再現性です。3色を重ねる順序と量、ぼかし方の手順をそろえ、すべてのパネルで模様の表情をそろえました。
四つ目は、端部と折れ目の仕上げです。パネルを並べたときに継ぎ目で模様が途切れないよう、端や折れ目まで模様をつなげました。
アルミパネルの意匠塗装の工事概要
| 施工対象 | アルミパネル(平板・曲げ加工品) |
|---|---|
| 面積 | 150㎡ |
| 素地 | アルミ |
| 工程 | パーカー処理 → 下塗り(プライマー) → ベース(アクリル焼付) → 上塗り(ウレタン)。3色を重ねてリン酸模様風に仕上げ |
| 下塗り | 大日本塗料 CFプライマー |
| ベース | 大日本塗料 デュラクロンCW |
| 上塗り | 大日本塗料 VトップCW |
| 工期 | 4日間 |
リン酸処理風・木目・石目などの模様塗装の種類と工程は模様塗装とは?木目・石目などの種類と工程、向く場所で、依頼する前に決めておくことは模様塗装を依頼する前に決めること|柄・色・施工場所と見積りで解説しています。対応している内容は模様塗装のページでご案内しています。
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