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【法人向け】金属パネルの凹み補修塗装|色合わせと再現性を高める技術解説

金属パネルの凹み・傷は放置厳禁!補修塗装で建物の価値を守る

「ビルの金属パネルにフォークリフトをぶつけてしまい、凹みができてしまった…」

「補修塗装で直したいが、色合わせが難しそうで仕上がりが不安だ…」

「金属パネルを交換すると高額な費用がかかるため、リペア塗装で対応したい」

オフィスビル、商業施設、そして工場の外壁や内装に使用されている金属パネルは、建物の美観と保護機能を担う重要な建材です。しかし、運搬時の接触、突発的な事故、あるいは強風による飛来物などで、凹みや傷が発生してしまうことがあります。これらの凹みや傷を放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、剥がれた塗膜から水が浸入し、金属パネル自体の腐食や建物の構造躯体への悪影響にもつながりかねません。

金属パネルを交換するには、莫大な費用と長い工期が必要となり、業務に大きな支障をきたします。そこで注目されるのが、コストと工期を大幅に抑えられる補修塗装、すなわち「リペア塗装」です。

本記事では、関西・大阪で金属パネルの補修塗装を専門とするプロの視点から、凹みや傷を完全に消し去るための技術と、最も難易度が高いとされる「色合わせ」の再現性を高める方法を徹底解説します。

 


 

補修塗装の核心技術|凹み・傷の「再現性」を高める方法

補修塗装で「凹み」を完全に消すパテ処理技術

金属パネルにできた凹みを補修する際、その再現性を左右するのは、塗装に入る前の「パテ処理」と「下地処理」です。
特に広範囲の凹みや深い傷は、単にパテを埋めるだけでは、光の当たり方によって凹みの輪郭が浮き出てしまう「パテ痩せ」や「ひずみ」が発生するリスクがあります。

 

専門業者が行う再現性を高めるためのパテ処理は以下の通りです。

  1. 徹底した下地調整(ケレン・足付け): 凹み周辺の塗膜を丁寧に剥がし、金属面を露出させ、パテの密着性を高めます。

  2. 高精度なパテ塗り: 凹みの深さや金属パネルのカーブに合わせて、硬化収縮の少ない特殊なパテを選定します。薄く何度も重ね塗りすることで、パテ痩せを防止します。

  3. 研磨による面出し: パテが硬化した後、サンドペーパーなどを用いて、周囲のパネル面と完全に一致するように平滑に研磨します。この工程は、職人の手の感覚に頼る、まさに技術の結晶です。

 

 

傷の「テクスチャー」を再現する専門技術

金属パネルの表面は、単色であっても、ヘアライン(線状の模様)や梨地(ザラザラした質感)、あるいは微細な光沢を持つテクスチャーが施されている場合があります。
補修塗装では、このテクスチャーまで再現しなければ、補修箇所が周囲から浮き出てしまいます。

 

  • ヘアラインの再現: 専用のツールや研磨材を用い、塗装後に傷と並行の細かい線状の模様を入れます。

  • 梨地の再現: 塗装の際に、塗料の粘度や吹き付け圧を調整することで、塗膜に微細な凹凸をつけ、質感の再現性を高めることができます。

 


 

補修塗装の生命線|「色合わせ」の技術とプロセス

経年劣化を考慮した「色合わせ」の難しさ

金属パネルの補修塗装で最も技術が求められるのが「色合わせ」です。既存の金属パネルの色は、新築時の色ではなく、長年の紫外線や風雨にさらされて退色(色褪せ)しています。
この退色の度合いは、建物の面(日当たり)や設置場所によって異なるため、補修箇所だけが鮮やかすぎたり、逆にくすんで見えたりしないよう、退色レベルを正確に再現する必要があります。

 

専門業者が行う色合わせのプロセス

熟練の専門業者は、以下のプロセスで色合わせの再現性を極限まで高めます。

  1. カラーサンプルの採取: 補修箇所の近くの、光沢が残っている部分から、塗料の色を正確に読み取るためのサンプルを採取します。

  2. 塗料の調色(ミキシング): 採取したサンプルと、金属パネルの材質(アルミ、スチールなど)に適した塗料(ウレタン、フッ素など)をベースに、複数の顔料をミリ単位で調整し、退色レベルを再現します。

  3. 試し塗り・確認: 調色した塗料を小さな金属板などに試し塗りし、乾燥後に補修箇所の周囲に当てて、色調、光沢、再現性を厳密に確認します。

 

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金属パネル補修塗装の費用目安と失敗しないためのポイント

補修塗装の費用相場

金属パネル補修塗装費用は、「凹みの深さ・大きさ」「色合わせの難易度」「パネルの材質」によって大きく変動します。

項目 費用目安(1箇所あたり) 備考
小規模な傷・凹み(10cm未満) 3万円〜8万円 リペア範囲が限定的な場合
中規模な凹み(30cm程度) 5万円〜15万円 パテ処理の難易度が高まる
大規模な凹み(50cm以上) 10万円〜 パネル全体の塗装に近い費用になる場合も

※上記はあくまで目安であり、正確な費用は必ず現地調査の上、専門業者の見積もりをご確認ください。交換費用(数十万円〜数百万円)と比較すると、補修塗装は大幅なコスト削減になります。

 

失敗しないための業者選びのチェックリスト

 

金属パネルの補修塗装は、建物の美観と資産価値を左右します。以下の点をチェックして、信頼できる専門業者を選びましょう。

 

  • パテ処理と色合わせの実績: 金属パネルの凹みや色合わせの施工事例が豊富か。

  • 再現性を高める技術: テクスチャーや光沢度まで再現する技術を持っているか。

  • ✅見積もりの透明性: 費用の内訳に「パテ処理」「調色費」「テクスチャー再現費」が明確に記載されているか。

 

⚠️失敗事例1: 補修箇所が目立つ「色違い」

色合わせの技術が低く、補修箇所だけが明らかに異なる色や光沢になってしまった。

👉対策: 業者の過去の施工事例写真で、補修箇所の再現性を確認する。

⚠️失敗事例2: 時間経過で凹みが再浮上

パテ処理が不十分でパテ痩せが発生し、数ヶ月後に凹みの輪郭が再び浮き出てきた。

👉対策: パテ処理の方法と使用する材料について、事前に専門業者に確認する。

 


 

金属パネルの補修塗装に関するよくあるご質問(FAQ)

Q1. 金属パネルの種類に関係なく補修塗装できますか?

A. はい、アルミ、スチール(鋼板)、ステンレスなど、様々な金属パネル補修塗装に対応可能です。それぞれの材質に最適な下地処理と塗料を選定します。

 

Q2. 補修塗装耐久性はどのくらいですか?

A. 適切な下地処理と塗料(ウレタン、フッ素など)を使用することで、数年〜10年以上の耐久性が見込めます。補修箇所と周囲の塗膜の寿命を考慮して最適な塗料をご提案します。

 

Q3. 補修工事の期間はどれくらいですか?

A. 凹みの大きさ、天候によって変動しますが、パテ処理塗装・乾燥を含め、数時間〜1日で完了するケースが多いです。大規模な場合は数日を要することもあります。

 

Q4. 補修塗装パネル交換費用差はどれくらいですか?

A. 補修塗装は、パネル交換にかかる解体、運搬、新規製造、再設置といった費用が不要なため、一般的に交換費用の1/5〜1/10程度のコストで済む場合が多いです。

 


 

まとめ

金属パネルの凹みや傷に対する補修塗装について、その技術、色合わせの秘訣、そして費用の目安を解説しました。ここで、記事の要点を改めて整理します。

 

  • 補修塗装の技術: パテ処理による凹みの再現性向上と、テクスチャー再現が鍵。

  • 色合わせの秘訣: 退色レベルを考慮した精密な調色が、仕上がりの美観を左右する。

  • 費用目安: 交換費用に比べ大幅なコスト削減が可能。凹みの程度で変動。

  • 業者選び: 金属パネルの補修実績と、色合わせ・再現性の技術力を確認する。

 

株式会社ユーコーは、関西・大阪で金属パネルの補修塗装を専門とするプロフェッショナルです。凹みや傷を完全に消し去る技術と、精密な色合わせで、建物の資産価値を守る最適なリペアプランをご提案します。

金属パネルの凹みは、建物の信頼性を損ねる原因となります。小さな傷一つからでも、プロの補修塗装で建物の美観と耐久性を回復させましょう。

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