「触ると白い粉…」マンション門扉のサビ・劣化を高性能塗料で解消し、美観と安全を確保
今回の施工事例は、某マンションの駐車場スライドゲート門扉の改修塗装工事です。
マンションのエントランスとも言える門扉は、劣化が進むと建物の印象を大きく損ねてしまいます。
お客様からは、塗膜の浮きや白い粉(チョーキング)、そして錆の発生により「マンションの顔である門扉をきれいにしたい」というご要望をいただきました。
本記事では、このスチール製門扉を美しく蘇らせた、長持ちのための下地処理と防錆塗装のポイントを詳しくご紹介します。
📌 施工案件情報
- 📁 案件名:
駐車場スライド門扉塗装工事 - 🎨 施工内容:
駐車場スライドゲート門扉の劣化・錆発生改修塗装工事
📝 工事内容の詳細
今回の工事は、マンションの駐車場スライド門扉に対する改修塗装工事(設備塗装)です。
門扉の素地はスチール(鉄骨)であり、常に屋外で雨風にさらされているため、特に錆や塗膜の劣化(剥がれやチョーキング)が起こりやすい箇所です。
長持ちさせるために、まず「死膜」(機能を失い浮いた古い塗膜)や錆をケレン作業で徹底的に除去しました。この下地処理こそが、塗装の品質を左右する最も重要な工程です。
使用塗料は、日本ペイントの高性能システムを採用。錆が進行している箇所には、錆を固めて処理する「サビスタファイン」で補修。
下塗りには高い防錆力を持つエポキシ系プライマー「ハイポンファインプライマーⅡ」を塗布し、錆の再発を強力に抑制。
上塗りには、耐久性・耐候性に優れた「防錆型ファインウレタンU100」(色:N-7/グレー)を使用し、細部に至るまで丁寧に塗装することで、美しい仕上がりと長期的な保護を実現しました。
🖼️ 施工写真
【施工前】

【施工中】

【施工後】

💡 提案内容と施工のポイント
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劣化状態に応じた最適な防錆システムを採用: 塗膜の浮きや錆が確認されたため、まずは死膜を徹底的に除去し、その後にサビスタファインを適用。さらにその上から強力な防錆プライマー**(ハイポンファインプライマーⅡ)**を塗布する、二段階の防錆処理をご提案しました。
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チョーキング(白い粉)対策: 手に白い粉が付着する**「チョーキング現象」**は塗膜の寿命を示すサインです。これを放置すると塗膜が剥がれるため、高圧洗浄とケレン作業で粉化した塗膜を完全に除去し、新しい塗膜が強固に密着するように処理しました。
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細部・複雑な構造への徹底した塗装: スライド門扉はレールや複雑な構造部が多く、錆が発生しやすいです。刷毛やローラー、場合によってはスプレーガンを使い分け、細部にまで塗料をしっかりと浸透させることで、塗り残しによる将来の錆発生リスクを最小限に抑えました。
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住民の安全と生活への配慮: 門扉の塗装工事は出入り口付近での作業になるため、**工事期間(5日間)**中の安全対策と、門扉の開閉ができない時間帯について、事前にマンション管理組合様と調整し、住民の方の生活動線に最大限配慮して作業を行いました。
📊 工事概要
| 工期 | 5日 |
| 面積 | スチール門扉 15m |
| 素地 | スチール |
| 使用塗料 |
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📷 その他の施工中写真











