「コストは抑えたいが高級感も」
屋久島ホテルの内外装パネルにチヂミ模様を再現
今回の施工事例は、屋久島の某ホテル内外装パネルに行った模様付け塗装工事です。
お客様からは、「ブラックチヂミ模様」という高級感のある意匠を、コストを抑えて実現したいというご要望をいただきました。
特殊塗料に頼らず、アルミ素地への密着性を高める化成処理を施し、7日間で模様塗装を実現した秘訣をご紹介します。
📌 施工案件情報
- 📁 案件名:
屋久島ホテル 内装外装パネル塗装工事 - 🎨 施工内容:
新規アルミ内外装パネルへのブラックチヂミ模様塗装
📝 工事内容の詳細
今回の工事は、屋久島という厳しい自然環境にあるホテルの新規アルミ製内外装パネル(120㎡)に対する模様付け塗装(設備塗装・特殊塗装)です。
アルミ素地は塗料が密着しにくい非鉄金属であるため、塗る前にアルミの化成処理(パーカー処理)を行い、塗料の食いつきを劇的に向上させました。
下塗りには、アルミ素地への高い付着力を持つ大日本塗料の「エポニックス」、上塗りには「Vトップ塗料」を使用し、高い耐候性を確保しました。
特に、ご要望の「ブラックチヂミ模様」の再現には、特殊な模様塗料を使わず、通常のVトップ塗料の配合や乾燥工程を調整する職人技術を適用し、コストカットを実現。
さらに、規定の膜厚をしっかりつけることで、潮風に強い長寿命な塗膜を形成しました。
🖼️ 施工写真
【施工前】

【施工中】

【施工後】

💡 提案内容と施工のポイント
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アルミ素地への密着性を確保する「化成処理」: 塗膜の剥がれを完全に防ぐため、アルミ素地にケレンと脱脂を行った上で、化成処理(パーカー処理)を実施。非鉄金属であるアルミと塗料の密着性を劇的に高めました。
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コストを抑えた「チヂミ模様」の再現技術: 特殊な模様塗料を使用せず、通常のVトップ塗料の希釈や乾燥方法を調整することで、「ブラックチヂミ模様」の意匠を再現しました。模様の統一性を保ちつつ、コストカットと短納期に貢献しました。
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過酷な環境に耐える「十分な膜厚」の確保: 潮風や日差しが厳しい屋久島の環境を考慮し、規定通りの膜厚を厳守。エポニックスとVトップ塗料による強固な塗膜を形成し、パネルの耐候性と長寿命化を図りました。
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ホテルの美観を保つための細部の配慮: 仕上がりの模様が均一になるよう、吹付圧やガンの動かし方に細心の注意を払いました。
📊 工事概要
| 工期 | 7日 |
| 面積 | 内外装/幕板・パネル 120㎡ |
| 素地 | アルミ |
| 使用塗料 | 下塗:大日本塗料 エポニックス 上塗:大日本塗料 Vトップ塗料 (色:ブラックチヂミ模様) |
📷 その他の施工中写真





