「木材では耐久性が心配」アルミパネルにマホガニー調木目模様を再現
今回の施工事例は、新規オープンのパチンコ施設のアルミ外壁パネルに、木目調の模様塗装を施した工事です。
「木調の高級感あるデザインが欲しいが、実際の木材を使うとすぐに傷んでしまう」ため、アルミに塗装で再現したいというご要望をいただきました。
特に、パネルの継ぎ目が目立たないように仕上げる技術で実現したポイントをご紹介します。
📌 施工案件情報
- 📁 案件名:
外壁パネル 木目調塗装 - 🎨 施工内容:
新規アルミ外壁パネルへのマホガニー調木目模様塗装
📝 工事内容の詳細
今回の工事は、新設されたアルミ製外壁パネルにマホガニー調の木目模様を再現する特殊な模様塗装です。
通常の塗装と違い、デザイン性と耐久性の両方が求められます。
素地がアルミなので、塗料の密着性を上げるために、下塗りに大日本塗料の「デュラクロン」というアルミなどの非鉄金属にも強い塗料を使用しました。この下地処理が、塗膜の剥がれを防ぐ上で最も重要です。
上塗りには、耐久性に優れた「Vトップ」を採用し、このVトップ塗料を使いながら、特殊な技法でマホガニー調の木目模様を手作業で丁寧に描き出しました。
特に、一枚のパネルごとに模様が途切れることなく、自然につながって見えるように、色味や濃淡、線の流れに細心の注意を払って仕上げています。本物の木のような温かみと高級感を出しながらも、アルミの耐久性を活かした、メンテナンスの手間がかからない外壁が完成しました。
🖼️ 施工写真
【施工前】

【施工中】

【施工後】

💡 提案内容と施工のポイント
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耐久性を最優先した塗料と下地処理: アルミ素地からの剥がれを防ぐため、非鉄金属用の下塗り塗料「デュラクロン」を使用し、アルミ素地と塗膜を強固に密着させました。これにより、本物の木材にはない高い耐久性と長期的な美観を実現しています。
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パネルの継ぎ目に「違和感ゼロ」の職人技: 木目調塗装の難しさは、パネルとパネルの継ぎ目で模様が不自然に途切れないようにすることです。一枚の絵のように模様の連続性を持たせ、立体感と奥行きを出すことで、アルミパネルだと気づかせないほどの自然な木目を再現しました。
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特殊な模様を「Vトップ」で実現し、コスト効率も考慮: 木目調専用の特殊塗料は使わず、汎用性と耐久性に優れるVトップ塗料の特性を活かし、ローラーや刷毛を使って模様を作り出しました。これにより、塗料費のコスト効率も考慮したご提案が実現しました。
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今後も継続して相談できる安心感の提供: 今回の特殊な模様塗装だけでなく、今後の施設全体のメンテナンスについてもご相談いただけるよう、施工中からお客様とのコミュニケーションを密にしました。一部の特殊な工事から、長期的なパートナーとしてお任せいただけるよう努めています。
📊 工事概要
| 工期 | 5日間 |
| 面積 | 外壁パネル 85㎡ |
| 素地 | アルミ |
| 使用塗料 | 下塗:大日本塗料 デュラクロン 上塗:大日本塗料 Vトップ (色:マホガニー調) |
📷 その他の施工中写真





