薬品の影響で錆と塗膜の傷みが進んでいた屋外キュービクル1基に、外面・内面ともキュービクルの耐薬品塗装を行った事例です。ケレンと錆腐食面の補修のあと、下塗り1回・上塗り2回を耐薬品塗料の仕様で塗り重ねました。
施工案件情報
| 施工対象 | 施設内の屋外キュービクル 1基(外面・内面) |
|---|---|
| 工事区分 | メンテナンス塗装(耐薬品塗料による塗り替え) |
| 設置環境 | 屋外・薬品を散布する環境の近く |
| 工期 | 現地調査1日/作業日数3日間 |
| 色 | 5Y7/1 艶有 |
キュービクル耐薬品塗装の工事内容
施設内に設置された屋外キュービクル1基の、メンテナンス塗装の事例です。このキュービクルは薬品を散布する環境の近くにあり、薬品の影響で劣化が進んでいました。扉の表面には縦に流れたような錆と塗膜の剥がれが広がり、盤の内側も、床面に黒く変色した腐食の跡が点在している状態でした。
劣化の原因が薬品である場合、通常の屋外盤と同じ仕様で塗り直すと、同じ環境の中で再び傷みが進むおそれがあります。そこで今回はキュービクルの耐薬品塗装として、外面・内面とも上塗りに耐薬品塗料を使い、盤全体に耐薬品性を持たせています。
工事は現地調査に1日、塗装の作業に3日間をかけて行いました。
キュービクル耐薬品塗装の工程ごとの施工写真
外面:施工前と仕上がり

施工前の外面(扉と側面)

耐薬品塗料で仕上げた外面
扉と側面に広がっていた錆と塗膜の剥がれを処理し、5Y7/1の艶有りで仕上げました。
外面:錆腐食面の補修と全面の塗り重ね

錆腐食面を補修した段階

全面に塗り重ねている途中
ケレンで錆と傷んだ塗膜を落とした後、錆腐食面の全体に補修塗料のハイポンサビスタファインを塗りました。そのうえで全面に下塗りを1回、上塗りを2回塗り重ねています。
扉の下端まわり:施工前と施工後

施工前の扉の下端まわり

塗り直した扉の下端まわり
雨水や薬品がたまりやすい扉の下端まわりは、錆で塗膜が浮き上がっていました。錆の出ていた部分と下枠をグレーで塗り直しています。
内面の床:施工前と仕上がり

施工前の内面の床

塗り替えた内面の床と架台
盤の内側も薬品の影響を受けており、床面に腐食の跡が広がっていました。内面も外面と同じ耐薬品塗料の仕様で塗り替えています。
内面:塗り重ねの途中と仕上がり

内面の塗り重ねの途中

仕上がった内面
内面は、機器や配線を避けながら塗り進めました。写真は塗り重ねの途中の段階と、上塗りまで終えた仕上がりです。
キュービクルの耐薬品塗装で押さえたポイント
今回のポイントは、劣化の原因が薬品であることを踏まえた塗料の仕様です。錆を落として一般的な仕様で塗り直すだけでは、同じ環境の中で再び傷みが進むおそれがあります。そのため上塗りには、外面・内面とも耐薬品塗料のサルホタイト10を使いました。
下塗りには外面・内面とも超速乾PZヘルゴンエコを使っています。外面は、ケレンの後に錆腐食面の全体へ補修塗料のハイポンサビスタファインを塗り、錆の進んだ部分を補修してから下塗りに進みました。
施工中は、隣にある小型の盤をビニールとテープで覆い、足元にもシートを敷いて、塗料が周囲に飛ばないよう養生しました。
キュービクル耐薬品塗装の工事概要
| 施工対象 | 施設内の屋外キュービクル 1基 |
|---|---|
| 施工箇所 | 外面・内面 |
| 工程 | ケレン → 補修塗料(錆腐食面の全体・外面)→ 下塗り1回 → 上塗り2回 |
| 上塗り(外面・内面) | サルホタイト10(耐薬品塗料) |
| 下塗り(外面・内面) | 超速乾PZヘルゴンエコ |
| 補修塗料(外面) | ハイポンサビスタファイン |
| 色 | 5Y7/1 艶有 |
| 工期 | 現地調査1日/作業日数3日間 |
キュービクルの耐薬品塗装をはじめ、配電盤など設備・機械の塗装については設備・機械塗装のページでご案内しています。薬品や塩分など、設置環境に合わせた塗料の選定からご相談いただけます。
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キュービクルの耐薬品塗装や、薬品を扱う環境・屋外に設置された盤の塗装は、株式会社ユーコーにご相談ください。設置環境と劣化の状態を確認したうえで、塗料の仕様と工程をご提案します。
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