出荷を控えた大型の機械設備1機を、客先の指定色に全面的に塗り替える機械設備の色替え塗装を行った事例です。組み上がった設備の内部の機器を養生で守りながら吹き付け、白いラインの塗り分けも位置を測って仕上げました。工期は4日間で、出荷日に間に合わせています。
施工案件情報
| 施工対象 | 出荷前の大型機械設備 |
|---|---|
| 数量 | 1機 |
| 工事区分 | 設備・機械塗装(指定色への全面の塗り替え) |
| 素地 | スチール |
| 工期 | 4日間 |
機械設備の色替え塗装の工事内容
今回の機械設備は、すでに組み上がった状態で、標準色で塗装されていました。出荷先から色の指定があり、出荷前に全体を指定色へ塗り替えることになりましたが、社内では全面の塗装に対応しにくいとのことで、当社にご依頼いただきました。いちばんの課題は、内部の重要な部品に影響を与えずに塗り替えることでした。
まず、内部の機器や可動部、配管に塗料が付かないよう、シートとテープで養生しました。吹き付けの細かな霧が隙間から入り込まないよう、設備全体をシートで覆うなど、何重にも保護しています。下地処理では既存の塗膜の状態を確かめ、新しい塗料が密着するよう表面を研磨して整えました。
塗料は、乾きが早くツヤの出るイサム塗料の「ハイアートCBエコ」を、下塗りと上塗りの両方に使いました。本体はスプレーガンで吹き付け、外せるパネルは単体で塗装しています。色を分ける白いラインは、メジャーで位置を測ってからマスキングテープを貼り、ゆがみやはみ出しが出ないように塗り分けました。塗装と乾燥の時間を計算して工程を組み、4日間で仕上げて出荷予定日に間に合わせました。
機械設備の色替え塗装の工程ごとの施工写真
機械設備:塗り替え前と仕上がり

塗り替え前の設備

塗り替えた設備
標準色だった設備(左)を指定色に塗り替え、白いラインを入れました(右)。
外したパネル:塗装前と仕上がり

塗装前のパネル

塗り終えたパネル
外せるパネル(左)は単体で吹き付け、指定色に仕上げました(右)。
内部と全体の養生

内部の養生

全体の養生
内部の配管や機器をシートで覆い(左)、設備全体もシートで養生しました(右)。
吹き付けと塗り分けの位置出し

本体の吹き付け

ラインの位置出し
本体を吹き付け(左)、塗り分けるラインの位置をメジャーで測って決めました(右)。

パネルの吹き付け
外したパネルは吊るした状態で、縁まで吹き付けました。
機械設備の色替え塗装で押さえたポイント
一つ目は、指定色への全面の塗り替えです。標準色で仕上がっていた設備を、出荷先の指定に合わせて全体を塗り替えました。
二つ目は、内部の機器を守る養生です。可動部や配管、機器に塗料が入り込まないよう隙間なく養生し、設備の機能に影響を与えずに外観だけを塗り替えました。
三つ目は、塗り分けラインの正確さです。ラインの位置を測ってからテープを貼り、ゆがみやはみ出しが出ないように塗り分けました。
四つ目は、出荷日に合わせた工程管理です。塗装と乾燥の時間を計算して工程を組み、4日間で乾燥不足なく仕上げました。
機械設備の色替え塗装の工事概要
| 施工対象 | 出荷前の大型機械設備 |
|---|---|
| 数量 | 1機 |
| 素地 | スチール |
| 工程 | 養生 → 研磨 → 下塗り → 上塗り → 塗り分けライン |
| 下塗り | イサム塗料 ハイアートCBエコ |
| 上塗り | イサム塗料 ハイアートCBエコ |
| 工期 | 4日間 |
設備塗装の考え方と、塗料・工法が決まる条件は設備塗装とは?建築塗装との違いと、塗料・工法が決まる条件で、依頼する前に決めておくことは工場の鉄部塗装を依頼する前に決めること|範囲・錆の状態・作業条件と色で解説しています。機械や設備の塗装は設備・機械塗装のページでご案内しています。
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