組み立てが終わり、動かすことができないスチール製の機械設備で、機械設備の現地塗装を行った事例です。本体と、あとから取り付ける付属の部材を現地で並行して塗り、限られた作業スペースで周りを養生しながら防錆の仕様で仕上げました。工期は15日です。
施工案件情報
| 施工対象 | 機械設備1式(スチール製・組立後) |
|---|---|
| 工事区分 | 出張塗装(現地での防錆塗装) |
| 塗装した部分 | 本体・付属の部材 |
| 工期 | 15日 |
機械設備の現地塗装の工事内容
機械の塗装は製作工場の塗装ブースで行うことが多いものの、大型の設備や組み立てを終えたあとの製品は、分解や移動が難しくなります。今回の機械設備も組み立てが完了しており、動かさずにその場で塗装する必要がありました。課題は、限られた作業スペースで、周りを汚さずに塗膜をつくることです。
まず、周りの既存の設備や床、駆動部に塗料が飛ばないよう養生しました。下地処理では、部材の油分を拭き取る脱脂と、溶接部や細かな部分の錆・汚れを落とす素地調整を手作業で行い、塗料が密着しやすい状態に整えています。
下塗りには日本ペイントの防錆塗料「ファインデクロ」、上塗りには「防錆形ファインウレタンU100」を使いました。本体の塗装と並行して付属の部材も塗り、あとの組み立てが遅れないよう工程を組んでいます。現地で決まった塗り分けの指定や追加の塗装にもその場で対応し、乾燥の時間を確保しながら15日で仕上げました。
機械設備の現地塗装の工程ごとの施工写真
本体のフレーム:施工前と仕上がり

施工前のフレーム

上塗りを終えたフレーム
組み立てを終えたフレーム(左)を、その場で下塗りと上塗りをして仕上げました(右)。
部材の下地処理

脱脂

素地調整
部材の油分を拭き取り(左)、表面を研磨して素地を整えました(右)。
下塗りと部材の塗装

部材の下塗り

部材の塗装
部材に下塗りをし(左)、本体と並行して付属の部材も塗りました(右)。
現地での塗り分け

耐熱シルバーの塗装

手摺りの塗装
耐熱シルバーで塗る部材(左)や手摺り(右)など、現地で決まった塗り分けにも対応しました。

下塗りを終えたフレーム
フレームは、下塗りのあとに上塗りを重ねて仕上げています。
機械設備の現地塗装で押さえたポイント
一つ目は、動かせない設備への現地対応です。組み立てを終えた設備を、分解や移動をせずにその場で塗装しました。
二つ目は、周りへの養生です。限られた作業スペースで、周りの設備や床、駆動部に塗料が飛ばないよう養生しました。
三つ目は、本体と部材の並行作業です。本体と付属の部材を同時に塗り、あとの組み立てが遅れないよう工程を組みました。
四つ目は、現地での細かな対応です。塗り分けの指定や追加の塗装にその場で対応し、15日で仕上げました。
機械設備の現地塗装の工事概要
| 施工対象 | 機械設備(本体・付属の部材) |
|---|---|
| 数量 | 1式 |
| 素地 | スチール |
| 工程 | 養生 → 脱脂・素地調整 → 下塗り → 上塗り(本体と部材を並行) |
| 下塗り | 日本ペイント ファインデクロ |
| 上塗り | 日本ペイント 防錆形ファインウレタンU100 |
| 工期 | 15日 |
動かせない機械を現地で塗る判断と工程は機械の出張塗装とは?動かせない機械を現地で塗る判断と工程で、依頼する前に決めておくことは工場の鉄部塗装を依頼する前に決めること|範囲・錆の状態・作業条件と色で解説しています。設置場所での塗装は出張塗装のページで、機械の塗装は設備・機械塗装のページでご案内しています。
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