フッ素塗料の部分塗装の施工事例です。工場の外装で、色あせやチョーキングが出ていたスチール製の部材を、フッ素樹脂塗料で塗り直しました。建物全体ではなく劣化した箇所に絞り、下塗り・中塗り・上塗りの各工程で膜厚を測って厚みを確かめながら仕上げました。工期は6日間です。
施工案件情報
| 施工対象 | 工場外装のスチール製部材(劣化した箇所) |
|---|---|
| 工事区分 | 部分塗装(工場メンテナンス) |
| 塗装仕様 | フッ素樹脂塗料(下塗り・中塗り・上塗り) |
| 品質管理 | 各工程の膜厚測定 |
| 工期 | 6日間 |
フッ素塗料の部分塗装の工事内容
今回の工事は、工場の外装のスチール製の部材に出ていた色あせやチョーキング(触ると白い粉が付く状態)への対策として行いました。お客様からは、塗料の性能をきちんと引き出せるよう、工程を確実に管理してほしいというご要望をいただいていました。そこで、建物全体を塗り替えるのではなく、劣化が出ている箇所に絞って塗装する計画にしました。
足場を組み、塗らない外装パネルや窓はシートとテープで養生します。下地処理で汚れや傷んだ旧塗膜を清掃・除去したあと、下塗りに神東塗料の「ネオゴーセーマイルド」を使いました。鉄部への密着がよく、錆の発生を抑える土台になる塗料です。その上に、中塗りとして「シントーフロン#100マイルド中塗」、上塗りとして「シントーフロン#100マイルド」を重ねています。
フッ素樹脂塗料は耐久性が高い一方、決められた厚みで塗られていないと性能を発揮できません。そこで各工程の乾燥後に、膜厚計で塗膜の厚みを測る膜厚検査を行い、厚みを数値で確かめました。仕上げでは、ローラーの継ぎ目が目立たないように塗り、6日間で落ち着いたツヤのある仕上がりにしています。
フッ素塗料の部分塗装の工程ごとの施工写真
外装の部材:塗装前と仕上がり

塗装前の部材

仕上がった部材
色あせが出ていた縦の部材(左)を、フッ素塗料の部分塗装で塗り直しました(右)。
養生と塗装

テープでの養生

刷毛での塗装
部材の両側をテープで養生し(左)、刷毛で塗装しました(右)。
ローラーと刷毛での仕上げ

ローラーでの塗装

際の塗装
広い面はローラーで(左)、際は刷毛で塗り分けました(右)。
膜厚の測定

膜厚の測定

仕上がりの膜厚の確認
フッ素塗料の部分塗装では、各工程の乾燥後に膜厚を測り(左)、仕上がった部材でも厚みを確かめました(右)。

表面の研磨
塗装の前に、パッドで部材の表面を研磨して整えました。
フッ素塗料の部分塗装で押さえたポイント
一つ目は、劣化箇所に絞った計画です。建物全体ではなく、改修が必要な箇所を見極めて塗装し、費用を抑えながら劣化の進行を止めました。
二つ目は、膜厚検査です。各工程の乾燥後に膜厚計で厚みを測り、決められた厚みで塗れているかを数値で確かめました。
三つ目は、フッ素樹脂塗料の採用です。耐候性に優れたシントーフロンで、雨筋汚れや紫外線から外装を守り、塗り替えの間隔を長くすることをねらいました。
四つ目は、仕上がりの均一さです。ローラーの継ぎ目が出ないように塗り、ムラのない塗膜で外装を整えました。
フッ素塗料の部分塗装の工事概要
| 施工対象 | 工場外装のスチール製部材(劣化した箇所) |
|---|---|
| 素地 | スチール |
| 工程 | 養生 → 下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り(各工程で膜厚測定) |
| 下塗り | 神東塗料 ネオゴーセーマイルド |
| 中塗り | 神東塗料 シントーフロン#100マイルド中塗 |
| 上塗り | 神東塗料 シントーフロン#100マイルド |
| 工期 | 6日間 |
工場の建物や設備の劣化のサインと塗り替えの計画は工場の塗装メンテナンス|設備の劣化サインと塗り替え計画の立て方で、鉄部の塗り替えを依頼する前に決めておくことは工場の鉄部塗装を依頼する前に決めること|範囲・錆の状態・作業条件と色で解説しています。対応している工事は工場メンテナンスのページでご案内しています。
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