建物のR形状の柱カバーパネル240本で、ボンデ鋼板の粉体塗装を行った事例です。現場で上塗りをする前提のプライマー仕上げで、脱脂と素地調整を丁寧に行ってから粉体プライマーを吹き付け、焼き付けました。工期は4日です。
施工案件情報
| 施工対象 | 柱カバーパネル(R形状・ボンデ鋼板) |
|---|---|
| 工事区分 | 焼付塗装・粉体塗装(プライマー仕上げ) |
| 数量 | 240本(4枚で1本の柱を囲むセット) |
| 工期 | 4日 |
ボンデ鋼板の粉体塗装の工事内容
ボンデ鋼板は、鋼板の表面にリン酸亜鉛の化成処理をした材料です。今回は、建物のR形状の柱を囲むカバーパネルに、粉体のプライマーを塗装して納めました。上塗りは現場で行うため、現場の塗装がスムーズに進むよう、プライマーの状態をそろえることが求められました。
粉体塗装は溶剤を使わない塗装で、粉の塗料を吹き付けたあとに焼き付けて塗膜をつくります。ただ、R形状のような曲面では、端やカーブの内側で塗料が薄く付いたり、粉がたまって厚くなったりしやすくなります。塗装ガンの角度と距離、動かす速さを調整し、焼付けの温度も管理して、曲面でも膜厚がそろうようにしました。
塗膜の持ちを左右するのが前処理です。表面に油分や汚れが残っていると、塗膜が剥がれやすくなります。脱脂と素地調整に時間をかけ、粉体プライマーが密着しやすい状態にしてから塗装しました。また、4枚で1本の柱を囲むため、取り付けたときに継ぎ目が目立たないよう、パネルごとの色やツヤの差にも気を配りました。仕上がったパネルは、搬送中に傷が付かないよう梱包して出荷しています。
ボンデ鋼板の粉体塗装の工程ごとの施工写真
柱カバーパネル:塗装前と仕上がり

塗装前のパネル

粉体プライマーの仕上がり
塗装前のパネル(左)に粉体プライマーを吹き付けて焼き付け、白いプライマー仕上げにしました(右)。
前処理(脱脂と素地調整)

脱脂

素地調整
表面の油分や汚れを拭き取り(左)、研磨して素地を整えました(右)。
粉体プライマーの吹き付け

粉体プライマーの吹き付け

裏側の吹き付け
曲面の端やカーブの内側も、塗装ガンの角度と距離を調整して吹き付けています。
焼付け

焼付け

焼付け後のパネル
吹き付けたパネルを吊るしたまま焼き付け(左)、塗膜にしました(右)。
梱包と出荷

梱包

出荷の準備
プライマーの塗膜に傷が付かないよう梱包して(左)、出荷しました(右)。
ボンデ鋼板の粉体塗装で押さえたポイント
一つ目は、曲面での膜厚のそろえ方です。R形状の端やカーブの内側で薄付きや粉のたまりが出ないよう、塗装ガンの角度・距離・速さを調整しました。
二つ目は、前処理です。ボンデ鋼板の表面の油分や汚れを脱脂と素地調整で落とし、粉体プライマーの密着を確保しました。
三つ目は、現場の上塗りを考えた仕上げです。上塗りは現場で行うため、プライマーの表面の状態をそろえて納めました。
四つ目は、4枚セットでの見た目のそろえ方と梱包です。継ぎ目が目立たないよう色やツヤの差に気を配り、搬送中に傷が付かないよう梱包しました。
ボンデ鋼板の粉体塗装の工事概要
| 施工対象 | 柱カバーパネル(R形状) |
|---|---|
| 数量 | 240本 |
| 素地 | スチール(ボンデ鋼板) |
| 工程 | 脱脂 → 素地調整 → 粉体プライマーの吹き付け → 焼付け → 梱包・出荷 |
| 下塗り | 久保孝ペイント カラーガード プライマー(粉体) |
| 上塗り | 現場で施工 |
| 工期 | 4日 |
粉体塗装と焼付塗装の違いは焼付塗装と粉体塗装の違い|仕上がり・耐久性・費用の決まり方と選び方で、依頼する前に決めておくことは焼付塗装の依頼前に固める5項目|見積りが止まる原因で解説しています。対応している内容は焼付塗装・粉体塗装のページでご案内しています。
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